仕事探しでは、給与以外にも注目しよう!

現在は高齢化社会と呼んでも過言ではなく、今後はさらに超高齢化社会となることが予測され、介護が重要な課題になっています。そのため、介護職の人材を積極的に募集していますが、追いついていないのが現状です。理由としては、仕事内容が重労働であることと、給与面をはじめとした待遇の悪さが挙げられます。したがって、興味はあっても生活が厳しくなる可能性があるという理由で躊躇する人も多いようです。

とはいえ、このような声に押されて、少しずつ働きやすい環境は整ってきています。ただし、地域による違いが大きく、新たな悩みになっています。たとえば、介護職に限ったことではありませんが、給与に関しては東京や大阪などの大都市圏の方が高く、地方に向かうほど低くなる傾向があります。飲食店などのサービス業の場合、忙しさにも違いがあるので納得できるところはありますが、介護は基本的に業務内容は全国同じです。高齢者に対しての介護業務に地域差はなく、施設で預かる人数もほぼ決まっているため忙しさは変わりません。それだけに、給与の差というのは大きな問題となり、働くなら都心の方が良いと考える人は後を絶ちません。

しかし、都心部の場合に気を付けたいのは、収入は上がりますが、家賃などの生活費も比例して高くなる点です。そのため、生活全般で考えていくと、実は地域差はそれほどなくなるので、給与だけでなく、福利厚生などもチェックする必要が出てきます。働くからには好待遇の方が満足感を得られるため、場所にこだわりがなければ、地方で好条件の介護施設の求人を見つけるという手もアリなのではないでしょうか。